u-blox 5とアタマ、ムネ、テノヒラ問題

                      2009年7月29日
                             by ノルドマルク


 新製品の実験を毎日のように行い、最近気になるチップがu-blox 5です。以前にも紹介しましたが、WBT-202の三角点での定点観測1時間 X 2セッションで全く座標(数値)が変わらなかったGPSチップです。台湾のGPSメーカーの製品仕様の精度欄にはGPSチップメーカーが書いたチップの仕様書にのっている「精度」をそのまま表記しているメーカーがほとんどです。しかし実際には採用するアンテナや機種ごとの形状により、精度は大きく変わってくると言えます。またGPS受信機は上空が開けた場所で使うことを前提としており、胸ポケットに入れて街を歩いた場合などは精度が大きく落ちます。毎度のことで結論のようなものはないですが、今回はu-blox 5を採用したGPSロガーをメインに旭川市内と下北沢を歩いたデータを紹介します。
 WPL-2000はWBT-202同様u-blox 5チップを採用したUSB GPSロガーです。この受信機は人気GPSロガーM-241と異なり、胸ポケットに入れた場合アンテナが天空を向きません。ただでさえ人体に相当遮蔽される胸ポケットに入れて、なお且つアンテナ面が天空を向いてないという条件では相当精度が落ちることが容易に想像できます。



M-241
M-241



 以下は旭川市内でWPL-2000をGPS帽子に入れてログしたデータ(青)と胸ポケットに入れてログしたデータ(赤)です。やはり胸ポケットにいれたデータは実際のルートより30メートル以上飛んでしまっている部分が相当ありました。やはり身体による遮蔽が相当影響していると思われます。


クリックで拡大



旭川駅前は以下のようなようすです。
駅前



 M-241も胸ポケットに入れてデータ(緑)をログしてみました。120メートル以上データが飛んでしまっている部分もあります。M-241は胸ポケットでアンテナ面は天空を向いています。



GPS受信機は胸ポケットと頭の上では相当異なったデータとなることがわかります。
クリックで拡大




 さて三角点で2時間座標がまったく変わらなかったWBT-202(u-blox 5チップ)GPSロガーですが雨続きの下北沢でデータをログしてみました。受信機を単純に手の平の上にのせ、胸よりやや下で前方に手を突き出すような形でログしてきました。

WBT-202


WBT-202


 今回もちょっと驚きの結果です。新宿のような高層ビルは無いにしても、道は狭いし上空は相当遮蔽されていると言えます。それでもデータが飛んでしまっているところはありません。特に駅前の相当遮蔽された場所でも確実に測位できているのは大きな驚きです。
Posted on 29/07 09:02 Author: ノルドマルク
Category: WPL-1000/WPL-2000

WPL-2000 と WPL-1000 新旧比較

2009年7月22日
by ヤーマン



Wintec WPL-2000が間もなくリリースされます。
WPL-2000は、WPL-1000のGPS機能を改良したものとなります。
本体外観、ソフトウエア(「Win_Tool」:日本語対応)等は、ほとんど変更がありません。
双子

WPL-2000とWPL-1000


WPL-2000では、以前より要望が多かった"緯度経度の表示"が度分秒にも対応しました。

位置情報

3種類から選択できます。



札幌に行くついでに、WPL-2000とWPL-1000を持ってログを取ってきました。

速度と方角
速度と方角が表示されます。JR特急の車窓から。


WPL-2000とWPL-1000は、電源をONにしてパソコンに接続するだけで、
自動にソフトウエア(Win_Tool)が起動します。
大きさも手頃で便利な製品なので、個人的に初めて買ってしまったGPSロガーです。

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ソフトウエアWin_Tool (htmlレポート画面)


札幌市内中心部で取ったログです。
黄緑色のラインがWPL-2000、ピンクのラインがWPL-1000です。

札幌駅周辺
札幌駅構内を移動し、地下鉄に乗りました


すすきの繁華街

地下鉄南北線(中島公園駅)から地上に出て、すすきの繁華街に向かいました。


遮蔽された場所に入ると、WPL-1000のログポイント(ピンク)は、
どこかに飛んで行ってしまいました。当然と言えば当然の結果ですが、
WPL-2000の方はと言うと・・・、遮蔽された場所(エレベーター含む)でも、
ログがあまり乱れていません。ちょっと驚きでした。


WPL-2000とWPL-1000のデータをGoogleEarthでまとめてみました。


ログデータKMZ のダウンロードはこちら
Posted on 22/07 15:53 Author: ヤーマン
Category: WPL-1000/WPL-2000

ぶらり台湾の車窓からの旅 WPL-1000

2008年5月16日
ヤンピン


ニーハオ♪ヤンピンです。
GWを満喫しようと台湾に行ってきました。

今回は初心を取り戻すべくGPSロガーの楽しみの基本中の基本であります
旅の軌跡を取る→写真を貼り付ける→思い出に浸る!
の3ステップでお送りします。

先ずは今回使用したロガーについて。
扱っております安価なGPSロガーは全て台湾メーカーのものですが
見事里帰りを果たしたロガーはコンパクトで液晶ディスプレイ付の『WPL-1000』です!

WPL-1000

WPL-1000はバッテリーに乾電池を採用しています。
充電式の場合、旅に浮かれて充電し忘れていた〜!!とかありえますが(少なくとも僕は)
乾電池はコンビニエンスストアでも買えます。
幸いなことに台湾では交差点の角2つがコンビニなどは珍しくありません。オススメです。

そして本体にソフトウェア(Win_Tool日本語対応♪)が内蔵されているので、わざわざ使用するパソコンにソフトウェアをインストールする必要がありません。

旅先の民宿で「お前は今日、どこから、どのルートを通って、どのくらいのスピードで来た?」などの問いに黙って近くにあるパソコン(要インターネット接続)にWPL-1000を挿せば解決です。
話のネタにも、僕の場合は仕事の説明にも一役買います。
適当なパソコンが見当たらない場合は自分で説明して下さい。
WPL-1000のこの機能の素晴らしさに更にもう1つ付け加えると、旅先のパソコンでもログ設定も変更できます。これは便利♪


そんなWPL-1000を握り締め(今回帽子の出番はなし)新竹県の内湾と言う割と台湾人には有名な観光地にぶらりと行った記録をどうぞ。

首都台北から新幹線を使うと30分程の場所にあります新竹からスタートです。
(僕はお財布と相談し、時間もあったので電車で行きました。)


趣のある新竹駅
新竹駅


新竹駅から以前は電車で直接内湾まで行けましたが、現在は路線改良工事中らしく
「駅の横のバスターミナルから出ているバスで竹東駅に行き、そこから電車に乗って下さい。」
だそうです。
51元(片道)を払いバスに乗車。

バスの中では寝ていたので写真も特に語ることもなく(蚊に刺さされたくらい)30分で竹東駅に到着。


コンパクトな竹東駅
竹東駅


さてここからローカルな電車(1両編成)に乗り内湾へ。往復分で34元。
(眠らず起きていたので)道中撮った写真をログデータに貼り付けました。
写真を撮るセンスも技術もないのでなかなかひどい仕上がりです。
トピック最後にありますので、お時間のある人はどうぞ。

途中いくつかの駅に停車し、ようやく目的地の内湾に到着〜♪


内湾駅
内湾駅
台湾にもしっかりあります“母の日”の垂幕が確認できます。
お母さんありがとう!


実は内湾に来たのは2度目です。
以前来た時は週末のお昼時だったので非常に賑わっていました。
今回は平日の夕方というなんとも微妙な時間帯だったため、人は疎らで準備中/休みの店も多く閑散としていました。
食べたいものも食べられませでした。
思いつきで行動した結果です。


駅前から
内湾メインストリート

食べたかった豆花のお店
豆花

週末にはたくさんの人が通るつり橋
内湾吊橋


そんなこんなで辺りを少しウロウロして終了です。
台北市内などとは違いゆっくり時間の流れる場所でした。
(蚊にはどこにいても刺されます。)


さて、ここからは日本語も使えて便利なWin_Toolを使ってのログデータと写真の貼り付け方です。

WPL-1000をパソコンのUSBに挿すとGoogle Mapsで軌跡が表示される以外にもデスクトップの右下にWin_Toolのアイコンが表示されます。

クリックすると起動するので、Photo_Tool → Geotagging/Reportをクリック


Win_Tool操作画面1


Win_Tool Geotaggingが開きます。

↓参考画面(クリックで拡大)↓
Win_Tool操作画面2
画面は作業完了時の画面です。


手順は以下の通りで簡単にできます。
1. “ログ一覧から選択”で今回使用するログデータを選びます。
Google Mapsなどでどれが使用したいログデータか確認すると便利です。
ログ開始時刻がファイル名になっているので、それで判断もできます。
2. “写真読込[JPEG]”をクリックして、貼り付けたい写真を選んで読み込みます。
3. 選んだ写真が表示され、自動的に位置情報が関連付けられます。
関連付けられない場合は選んだログデータと撮った写真の時刻が
ずれていないか確認してみて下さい。
4. 今回はGoogleEarth[KMZ]用のファイルを作ります。“トラック表示”をクリック。
5. 出来上がったファイルが表示されます。完成〜♪

文章で書くと面倒そうですが、実際はクリッククリックの簡単ステップです。

出来上がったファイルを開いて見てみましょう。


GoogleEarth1
思い出が帰ってきます(クリックで拡大)


Google Earth上で速度を色別で表すこともできちゃいます!


GoogleEarth2
意外に速いバス(クリックで拡大)


写真は風景ばかりなので、少し寂しいかんじですが、一緒に行った人と撮った写真など、人物が入ってくると温かみもグイッと出てきますし、それなりに盛り上がります。語り合って下さい。

最後に今回作成したデータ↓
WPL-1000で新竹→竹東→内湾♪

再見!
Posted on 16/05 18:42 Author: ヤンピン
Category: WPL-1000/WPL-2000

WPL-1000 使用レポート

By 見浪 隆雪


 今回は新発売になったWintec社製”WPL-1000”の使用レポートを記載したいと思います。

 WPL-1000とは弊社GPSロガートップ3にランクインしているWBT-201を出しているWintec社のGPSデータロガーです。

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 WBT-201との違いは以下の通りです。
1.液晶ディスプレイが付いている
 26 × 9(mm)と、小さいですが液晶のディスプレイが付いています。このディスプレイには緯度経度、移動方位、速度、移動総距離、計測時間、平均移動距離が表示されます。

2.単四電池2本で動作
 他のGPSロガー/受信機と異なり、単四電池で稼動します。これは充電することができませんが、容易に市販されている電池と交換することができるので、旅行先等でバッテリーが切れた時には便利です。

3.USBコネクタを本体に装備
 本体にはUSBコネクタを装備している為、いつでもすぐにパソコンに接続して、データを取り出すことが可能です。本機器のUSB端子をパソコンに接続すると自動的に本体内部にあるユーティリティーソフトが起動して、データの取り出し、変換、設定変更を行なうことが可能です。

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 パソコンに接続すると上記のように移動軌跡を自動的に表示します(パソコンがインターネットに接続されている必要有り)。

4.Bluetooth機能を装備していない
 Bluetooth、およびUSBで接続してのリアルタイムナビには対応していません。

 実際にWPL-1000を使用し、ドライブしたと想定してデータを採取してきました。微妙な旭川旅行をお楽しみください(笑)
※この時期の北海道は天候が崩れることが多く、旭川旅行には向いていません。

移動軌跡および採取写真の.kmzデータ
(.KMZのデータを見るにはパソコンにGoogleEarthがインストールされている必要があります)

プロジェクトX〜旅行.kmzファイルを作った男達〜
 ・・・というほと難しい加工はしていないのですが、上記の.kmzファイルの作成方法を説明します。

<データ採取編>
1.WPL-1000またはWBT-201とデジタルカメラの用意
 デジタルカメラは採取した軌跡データと合わせる為に内部の時間設定を正しく設定する必要があります。

2.GPSが衛星をFIXするまで待つ
 GPSは衛星をFIXしていないと、自分の位置を割り出すことができません。特に最初に使用するときはGPSが衛星をFIXするまで待ってください。通常、GPSロガー/受信機にはGPSのFIX状態を表すLEDが付いています。

3.写真を撮影
 デジタルカメラとGPSを持ち、フィールドへ繰り出してください。徒歩で移動して撮影する場合、弊社製GPSキャップが便利です。また、車両で移動して写真を撮る場合は下記の写真のように両面テープ等を使用してダッシュボードへGPSを固定する必要があるでしょう。

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両面テープを使用しての固定例



<データ加工編>
1.撮影した写真、採取したログデータをパソコンへ保存
 撮影した写真とログデータをパソコンへ移してください。WPL-1000で採取したデータは簡単に.tk1(後述参照)へ変換することができます。

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 USBコネクタをパソコンへ接続すると自動的にWin_Toolが起動このソフトで移動軌跡のみのGoogleEarth形式へ変換可能。
”TimeMachineX”を選ぶとWBT-201付属の多機能ソフトで変更可能な.tk1へ変換することが可能。

2.tk1の変換
 変換した.tk1のデータを.tk2へ変換して必要なデータをより分ける必要があります。

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 .tk1データは採取したすべての軌跡のデータです。このデータを.tk2にすることによりトラックごとにより分けることができます。

 余談ですが、この変換画面でNMEAやGPX、CSVへ変換することができます。GPXへ変換してカシミール3Dで取り込む等、様々なソフトに対応することが可能です。


3.写真と位置のマッチング
 最初に上部にあるウィンドウから写真のデータが入っているフォルダを指定します。フォルダ内の.jpgファイル名の一覧がが表示されるので、マッチングさせる写真名を選択します。

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 次に”トラック”タブを選択して写真とマッチングさせるトラックデータを選択します。トラックを選択すると自動的にトラックの時刻と写真の時刻のマッチングを開始します。

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 最後に”GoogleEarth”タブを選択して軌跡の色、表示される写真サイズ等を設定して写真/トラックKMZボタンを押して完成です。

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 このように非常に簡単に写真と位置情報のリンクを行うことができます。


#追記#
<ログ設定編>
 WPL-1000もWBT-201と同様に多彩な記録条件を設定することができます。
 設定可能な記録条件としては下記の通りです。
a.設定秒ごとに(1秒〜65535秒)

b.設定距離ごとに(1〜5000メートル)

c.設定した角度以上向きが変ると(1〜179度)

d.設定した速度帯ごとにインターバルを設定
 これは6つの速度帯を設定することができます。(例:1以下、10以下、40以下、70以下、100以下、それ以上)
 それぞれの速度帯ごとに記録するインターバルを設定することができます。例えば、移動していない時はログせず、50以下の時は15秒ごとに記録、51以上の時は1秒ごとに記録等。
 この設定を有効に使い事で、本体メモリを効率良く使用することができます。

e.上記のミックス設定

 また、上記の設定の他に簡易的な設定として徒歩、自転車、自動車の簡易設定を本体のみで設定することができます。

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Posted on 05/11 09:37 Author: 見浪降雪
Category: WPL-1000/WPL-2000